某和製ホスティング業者の更新期限が近づいてきたので、色々検討した結果linodeにサーバーを一台移設しました。このブログもそのVPSに移動しています。

Linodeに限らず海外のVPSに関しては以前EC2を使っていた関係でlatencyを非常に心配していて、ずっと二の足を踏んでいたのですが知り合いの人に一通りping時間とかを聞いてみて悪くないと感じられたのでえいやっと1年分契約してみました。スペックはこちらのLinode 1440です。正直こんなに転送帯域必要ないんだけど、まぁRAMとストレージの兼ね合いでこの辺りがいいかと思って決めました。

Linodeがよい!とまずまっさきに感じられたのはバーチャルコンソールへのアクセスと、OSのインストールですかね。OSの種類は比較的限られているけど、実際そこまで気にするほどじゃないし。今回は最近33rpm氏が好きだから、という理由でUbuntuにしております(そういえば今回契約の切れるサーバーは、僕が管理してきた歴代の最後のFreeBSDマシンだ・・・)。とにかくその辺りの設定は楽だった。
あとはログインしてみて、特に重さを感じる事はなかった。データセンターはカリフォルニアはうまってたのでダラスのヤツにしたけど、時間帯によって多少の差はあるものの、気になるほどじゃない。業務で使っててもたいしたlatencyじゃないし、そもそもマシン性能が高い感じ。perlのコンパイルとかもかなり速かった。
そしてやっぱり値段かな。円高なのも手伝って、約8万円で1年分の料金。色々検討したんだけど国内のVPSのスペックは残念ながら正直微妙で、小さいサーバーのファームとして使うならいいけど普段から業務で使うサーバーとしてはどうかという感じだし、かといって専用サーバーのホスティングは結構高い(ちなみに某有名どころで借りてたのだけど、そこは1年で20万前後した - スペックはストレージ以外は遜色ないと思う)。それが10万円を切るお値段でこの性能ならこっちいっちゃうよな。
本来なら日本で借りたいサーバーなんだけど、やっぱりコストパフォーマンスがなぁ。まぁどこの会社でも難しいとは思うんだけど、もう少し良い物が欲しい。ごてごてした追加機能とかいらないから、(1)簡単に立ち上げられ (2) 質実剛健スペックで (3) お得感がある って事だけに特化してもらえないもんだろうか。日本のホスティング業界の人、お願いします!
それまでは linodeは結構おすすめですよ!ってことで〆
なお、MTの移設に関してはPostgreSQLで最初運用していたものの、そのうちPostgreSQL自体を使わなくなってしまったのでこの際と思いMySQLに載せ替えました。移設作業は基本的に(1) MTの最初のウィザードを一通り実行する (2) pg_dumpで元のダンプを取る (3) ダンプファイルからPostgreSQL専用のSQLを全て除去する(最初のINSERTまでの全て)(4)それをmysqlに流し込む・・・という荒技で移設し、全く問題ありませんでした。