Fbとかにはちょこちょこ書いているが、人生で多分最長の、そして多分初の深刻な停滞期である。
理由は色々あるけど自分の場合は20代で好き勝手にやりたいことを大分やった後、30も中盤になって家族を持ったことが非常に大きく影響している気がしている。まぁそれが直接のどうこう、というわけではなく、人生の中でプライオリティがガクガクと変わってきたというか。
エンジニアリングに関しては・・・まぁ捨てるつもりはないけど、今この時点では興味のランキングの中では大分差のある2位に落ちてしまっている。ただ、蓄積された経験というアセットを持っているので、自分から何か作るというよりはこれからの人に教えたり、裏で支えたりする仕事をしたいと思ってる。が、今そういう仕事はないのでYAPCをがんばるかなぁという感じ。ちなみに今年のYAPCはTim BunceさんとAdam Kennedyさんが来るので非常にアツいです!初来日!俺も初対面!
開発仕事はメインでSTFをやっているが、これも今すでに実装済みの新機能を実地検証しながら調整する段階なのでこれはこれで楽しい物の、まぁいわゆる「攻め」の開発ではない。
自分から何か攻めて作るということに関しては、正直アイデアはあってもそこまでたどり着く気力がなかなかない。そこが自分でも気になっているのだがこれだけ続いている停滞を見るに、少なくともちょっとやそっとの充電では戻ってきそうもない感じがしてきた。
実は今一番興味あるのは人間の営みそのものや生活にまつわる食であったり毎日の一見つまらない事柄達なのだが、まぁこれはこれで充電、というのには違う気がしている。
というわけで、まぁじっくり充電ですね。
まず相変わらずアホみたいに本を読んでいた。もうまさに乱読。カバーが気に入れば手に取り、ちょっと聞いたプロットがおもしろそうなら読む。だがそれも3,40冊読んだ後でJ.P.ホーガンを読みあさったところでさすがに一通り尽きてしまった。本を読み続けるのはいいのだが、いかんせんネタがない。まぁこれはそのうちどこかで出会うだろう。
まぁそんななか、じゃあなにやるかって考えるも、妊娠中の嫁が持病持ちでいわゆるハイリスク出産なので家を空けるような形のなにかは始められないし、せいぜい週に数時間をちょこちょこ使う感じだろう・・・と考え、先々週からオランダ語を習いに行くことにした。
ゲルマン系の言語はいつか習おうと思っていたのだが、今回は諸々の流れでオランダ語。自分にとって通算4カ国語めにして、初めて「レッスン」という形で習う言語。今までは基本的に「その言葉を使う環境に放り投げられる」という形で言語を習得してきたので、不思議な感じ。先生がいて、"Is this a pen?" "This is a pen"的なやりとりがされるという空間は話に聞いたことがあっても実際見たことはなかったので「ほうほう、これが噂の・・・」と思いながら毎週2時間ほどおしゃべりな先生との時間を楽しんでいる。
親父が言語オタクで苦労してきたはずなのになんで新しい言語を覚えているんだろうか、という一抹の不安はあるが、オランダ語そのものはなんか1年くらい喋ってたらできそうなきがしてきたのでこれはこれで楽しみ。
あとは子供が生まれてこんなことをしている場合ではなくなるんだろうな。あー、怖ぇ。