西原理恵子さんの漫画が大好きでほぼ全部所有してるくらいなのですが、彼女の漫画で心に残っている言葉のひとつに「人生に気合いの入っている人と麻雀を打ってはいけない」というのがあります。

麻雀歴はまだ浅い自分ではありますが、この言葉は結構守ってきたつもりです。細く長く麻雀を楽しみたいので財布が空になるまでとか、給料返上とかそういうことはしたくないのです。

で、まぁ漫画の中では歌舞伎町でエロ用具を○十年扱っている業者の社長とか、風俗街の内装を一手に引き受けているおっちゃんとかがでてくるんですが、今回好奇心に駆られ、渋谷で水商売を営んで20年のいきつけのバーのマスターN氏とそこのバーテンダーK氏、あといつも打っているO氏で卓を囲んでしまったのです。麻雀歴でいうと多分 N氏 > O氏 > 俺 > K氏 なのではないかと思いますが、とにかくN氏は伝説が多いのでどこまで本当かわかりません。これは打ってみないといけないな、と思い続けて何ヶ月、ついに日曜の夕方からの水商売の人のオフ時間に合わせて開催という運びになりました。

さて、最初の半荘、いきなり東2 で4000点台になるN氏「すわ、これは伝説だけが一人歩きしたパターンか?」と思ったのも束の間、「ここで巻き返す」と宣言した通り、いきなり親の跳ね満あがり。

その後も振り込んだり振り込まなかったりはあったものの、全体の勝負としては*全く*歯が立たなかった。

自分は一回だけ親の四暗刻で役満上がりを見せたものの、ほとんど2位か3位。K氏に至っては7半荘でプラスは一回だけという有様。とにかく役をそろえるという意味でも、逃げ切るという意味でも「あがる」タイミングがうますぎる。

というわけで役満ご祝儀のおかげでなんとか+69だったものの、+252のN氏には全く歯が立たなかった我々でした。何回か死ぬかと思った。

いつかへこましてやる><