今週号のAERAの「『私立転向』に公立親の葛藤」という記事があったんだけど、記事そのものが何を言いたいのかわからなかった。が、それよりも感じた違和感は、「え、みんなまだそんなに学校のブランドにこだわってんの?」という根底的な部分。
自分がまだ人の親じゃないからなのかなぁ。
自分の経験から言うと高度な知識なんて大学生とかになってから覚えてもいいと思うくらいなんだけど。子供の頃は熱中できるおもちゃ(広義の意味で)を与えてあげるほうが重要なんじゃないのかなぁ。早熟な子供はあんま好きじゃないんだな、俺は。
と、なにを書こうかと思いながら考えていたのだが、なんかうちの親は割と職人志向だったんだな。オヤジは言語マニアで、そっち系の仕事に就いちゃった人だから、俺にしつこく「大学いくなら手に職をつけられる学科を選べ」と言ってきたけど、決してどの大学にいけとかそういうことは言わなかったから。
そういえばどの大学に行くか、という選択は親に特に相談しなかった。自分で大学紹介の本を読んで当たりをつけて、大学説明会にいって、「ここの費用だったら大丈夫?」とか言う感じで決めた記憶がある。親は親なりに色々調べててくれたのかもしれないけど、前の段落に書いた「手に職を・・・」という事以外は何も言われた記憶がないからなぁ。結局行った大学は自分は見たことも聞いたこともない大学だった。決めた理由は「工学科がしっかりしていて、同時に音楽学科も普通にあるから」あとから考えると良いチョイスだったけど、理由はばからしくてしょうがない。
自分は子供ができたら何を伝えたいだろう。
別に仕事はなんでもいいし。世界に誇れる事も(できたらうれしいけど)できなくていいし。平凡でも、仕事して、飯食って、くだらないことに笑って、泣いて、そして生きていくこと自体が 目的だよ、生きていることに価値があるんだよ、って伝えられるかなぁ。
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