...カウンターの端に座り、カクテルを注文し、小さな超えでバーテンダーと会話する...いつもの席と、いつもの飲み物。深夜の都会を住処とする、よく正体のわからない人々の一人だ



この話の舞台があからさまに渋谷っぽいのでなんだか普段その辺りを仕事でもプライベートでも徘徊している身としてはちょっと身近な話であった。久しぶりに「帳」という字を見て一瞬読み方に戸惑った。相変わらずジャズが好きな作者だなぁ。


個人的には「スプートニックの恋人」と同じくらい好きかも。