本当の罪とは知らないという自分を認められない事である。


技術というのは長年の、幾多数の人達の努力を積み上げてきたものだと俺は思うので、若い/経験の浅い人が「効率のいい」「正しい」やり方を知らないというのは全く問題ない。敢えてことさらのように書くが、!!全く!!問題ない。


だけど、知らないまま間違った方向に突っ走るのは罪だ。問題に直面した時、ある場面までは自分の力でゴリ押ししてみようと思うのはしょうがない事だが、どこかで「これはひょっとしたら正しいやりかたではないのではないか」「ひょっとして自分の知らないやり方があるんではないか」と思うべきである。希にそういう状況を完全な独創で打破できる人もいるが、そういう人は多分自分のやってる事にことさら疑念など抱かないはずなので自分で打破できるとすでに確信しているはずなので特に迷う事はないだろう。


問題は自信も根拠もないのに、だれにも質問もせずそのまま突っ走って迷路の奥深くに入ってしまうヤツだ。知らないのは罪じゃない。だけど自分でできないと思ったらすぐ聞け!聞かずに迷宮の奥まで行ってしまったら引き返せない。いや、引き返せるけど、その時は周りのみーーーーーーーんなを巻き込んで迷惑をかけてるのだ。


他人に頼りすぎるのも問題だが、黙ってりゃ自分だけで解決できるかどうかくらいは把握してほしいもんだ。わからないと認めるのはそんなに恥ずかしい事か?