D-7 <altijd in beweging>

Day to day life of a Perl/Go/C/C++/whatever hacker. May include anything from tech, food, and family.

タグ:yapcasia

前の記事では事実関係のみを淡々と書いたけど、今度は少しエモい話。

前の記事
でも書いたけど、YAPC::Asia Tokyo 2015の成功の裏側にはたくさんのスタッフの協力があった。自分だけでやろうと思ったら物理的に手が足りないのは当然だが、他にも自分では全く思いつかなかったであろう様々な事柄があって、それらを皆の力で埋めていってもらった。

昨年までももちろんそうだったんだけど(あ、昨年は俺やってないわ)それにしても今年のスタッフは優秀だった気がする。もちろん反省点はいくつかあるけど、それはどちらかというと主催である自分が決めきれなかった、もしくは間違った判断をしてしまったディテールであり、それ以外の企画・運営は本当最高だった気がする。開催中にオンスケジュールな運営や内容について初めて来た海外勢にも褒められて鼻高々であった


(注:Caseyは前にも参加したことがある)



それにしてもどうしてこんなに自分が持っていないスキルを持った人がスタッフに来てくれるんだろう。自分はきっとまわりからみても明らかに何かが足りない人間なんだろうなー、見てられないから手を出してくれるのかなーなんて思っている。でなければこんなに偶然自分の足りないところを補ってくれる人間が現れるわけがない。卑屈になっているのではなく、本気でそれでよかったと思う。

正直自分は企画があまりできない。クリエイティブな人間ではないからだ。YAPC::Asia Tokyoの資金回り等を含めた運営がそれなりにできているのは例えば「2000人のカンファレンスを成立させる」「黒字を目指す」「スポンサーを取りつつも企業色を減らしエンジニアの祭典として成功させる」というような到達目標があるからであって、 真っ白なキャンバスを渡されたら多分固まってしまう。自分はDoerであってCreatorではないのでそこをカバーしてくれる人がいる。

これまでも様々なレベルにおいて数限りない人達に助けてもらった。

代表格としては今年はスタッフではないものの、これまでの数年間でイベント運営において誰を幸せにするべきか教えてくれた櫛井さんであり、今年で言えば企画立案を含め相当我が儘を聞いてくれたuzullaさんであるのだが、彼らだけに限らず、コアスタッフの面々は自分が持っていない様々な技能を持ってサポートしてくれた。

粘り強く僕のざっくり発注指示をこなしてくれたkobakenやkarupaneruraさん。受付まかせた!という無茶振りを見事なオペレーションでこなしてしまったRicoさんや鳴釜さん。これまでの経験を生かして自分からの指示など待たずに現場を取り仕切ったり、遊撃手としてあちこちに顔を出してくれたmonmonさん、toriiさん、trappleさん。当然門外漢の僕には何もできないネットワークまわりを僕の「1時間で国際会議場をセットアップしてね☆」という牙指令にも関わらず見事な仕事をしくれたCONBUの皆様。コアスタッフでもないのに部屋のリーダーをやってくれた色川さんや、自分の次に(ほぼ)YAPC皆勤賞の並川さんのような人達がいなければオペレーションは瓦解していたと思う。他にもムードメーカーであったり、縁の下の力持ちであったり、その貢献の形は違っていたものの、みんな僕ができなかったであろう事柄を見事に処理してくれました。本当にありがたい話です。

自分が出来ないことばかりなのに、それを補完してもらいつつこれまで6回主催してきたYAPC::Asia Tokyoを運営できている。それはひとえにスタッフに恵まれているからだ。なぜか自分に足りない部分を完璧に補ってくれる人達が回りに集まってきてくれた。

今年のYAPC::Asia Tokyo では自分が矢面に立っておりどうしても自分が目立ってきたが、本当のところは自分は穴だらけのバケツのようなもので、単体ではそのミッションを完遂することはできなかっただろう。もちろん助けは欲しかったが、あまり大きな声で「たすけて!」と言う前に助けが来て、あれよあれよという間に全てが回り始めてしまった。大変感謝してる。




この10ヶ月間、そして本番の3日間、自分が取りこぼしたり失敗したことは山ほどあったけど、90名のスタッフの助けによりなんとかYAPC::Asia Tokyo 2015という壮大なイベントを皆様にお届けすることができました。自分一人では1にしかできなかったはずのものをみんなの力で100とか1000に出来たことは大変誇りに思います。

myfinder-goes-to-seattle


本当にありがとうございました!もしまた何か将来イベントをやることがあれば、是非また一緒に仕事がしたいです。

P.S. 八木さんによるYAPC::Asia Tokyo 2015 公式写真がアップされはじめています。 これを書いている時点ではまだ前夜祭のみですが、もう少々お待ちください!
P.P.S.  参加者の皆様!スタッフの皆様も!ブログを書きましたか?待ってますよ! 
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YAPC::Asia Tokyo 2015が終わった。厳密にはこれからスタッフ打ち上げの調整、動画関連、支払い関連、ブログ関連、写真関連の仕事がまだあるけど、まぁともかく山場は過ぎた。

今回は最大の大きさにもかかわらずいわゆるコアスタッフの面々とこれまで何回もボランティアスタッフをやってくれていた方達が次々と起こる予測していない事態や、主催の自分がセッションでの出番やMC等でいない時に進めなければいけない様々な事柄の指示を出してくれててものすごく助かった。もちろん自分も自分が指示を出せないとわかっているときはその前に責任の委譲や指示だしをやっていたけど、それ以上に自律的に動いていてくれたのでものすごく助かった。今回のYAPCは完全にスタッフのみんなの能力の勝利だった。

エモい話や将来の話とかはまたいつかするとして、このエントリではとりあえず日記風な感じで昨年9月末からの大まかなな流れを書いてコアスタッフの人達と一緒にどんな10ヶ月を過ごしてきたかを軽く紹介したい。上に書いたように今回のYAPCは完全にスタッフのみんなの勝利だった。どうしても矢面に立つ俺が目立っちゃうけど、そういう人達と一緒にやったYAPC::Asia Tokyo 2015だったという事を伝えたい。

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最近カンファレンス運営についてのノウハウをちょっとずつアウトプットしていたりします

今回は Web+DB Press #85 でもその一部が掲載されていたものなのですが、YAPC::Asia Tokyo, RubyKaigi, PyCon JP, JANOGという技術カンファレンスの運営陣を集めた座談会の完全版をKindleで出しました。(表紙画像についてはすみません、素人なもんで… もうちょっとがんばって直してみます)

カンファレンスに参加してるだけでは見えてこない運営側の心配、希望、楽しさなどについて読めるかなり貴重な資料だと思います。是非お手にとっていただければと思います!


こちらの売り上げのほうはJPAの運営費やYAPC::Asia Tokyo 2015に使われたりします。よろしくお願いいたします。また雑誌掲載時も今回も編集を手伝っていただいた工藤春奈さんには心からお礼を申し上げたいと思います。日本語が(一部)不自由な筆者では手の届かないかゆい部分の校正をガツガツやってもらえました!


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Software Design 2015年3月号

ソフトウェア デザイン 2015年 03 月号 の表紙はYAPC::Asia Tokyo 2013, YAPC::Asia Tokyo 2014でもお世話になり、今年もお世話になる予定CONBUの面々による「カンファレンスネットワークの作り方」です。普段正直ほとんど技術系の雑誌ってわざわざ買わないんだけどこの号は購入した。

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本文の記事ももちろんおもしろいんだけど、個人的にはやはり「YAPC」という文字列が専門誌とは言え一般的にあちこちで流通している雑誌の表紙に載っているのが胸熱…! 今までも雑誌にYAPC::Asia Tokyo関連の記事を載せてもらったり書いたりしたことはあったんだけど、もうYAPC本体とはなんにも関係ないところで自然?な形でこういう形でYAPCの名前が載るのがとにかく感動であった。

Web+DB Press vol 85

最近あんまり文章を書く仕事をしていないのだけど、WEB+DB PRESS Vol.85には自分が企画・進行諸々をやった「カンファレンス運営の本当の舞台裏」という座談会の記事を無理に言ってねじ込んでもらった(企画は賛同してもらって実際おもしろいと思うのだけど、多分俺の知らないこのページ数を都合する戦いがあったのだろう、と思ってこういう言い方をしてます)。

以前にもカンファレンスカンファレンスというイベントがあったりしたけど、運営側もすごくいろんな事を考慮しながら運営してるのでどうしても観客がいるとぽろっと話しちゃまずい話とかもあって好きに喋ることができないので正直言いたいことの10分の1も言えなくてストレスがたまる。それを解消したい! ぶっちゃけ話も聞きたい!ぽろりがあった場合はあとで修正して、おもしろい部分だけ世の中に伝えたい!という自分の欲求を正直に編集の稲尾さんに相談したら乗り気になってもらったのでガツガツと進行させて実現させてしまったのがこの会です。


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というわけでRubyKaigiPyConYAPC::Asia Tokyo、そしてJANOGの皆さんに集まってもらって(もっと時間とお金と色々あれば他のカンファレンスの人達も呼びたかったのだけど、会場と司会進行の都合でこのメンツになりました)、まぁとりあえず酒でも飲んで、辛い事楽しいこと野望やらなにやら話そうぜ!という形で進めたらやっぱり楽しかったのであった。

本当におもしろいのでカンファレンスに登壇、出席している人には読んで欲しいなー。

ちなみにこの座談会のエッセンスはこの記事に出せているので是非読んで欲しいが、将来どこかのタイミングで完全版?を出版したと思っています。もしこの記事を読んでおもしろいと思ってくれたら、ブクマとかでコメントをくれると僕と文章の編集を担当してもらっている工藤さんがとても喜ぶしやる気がでるので、是非ぽちっとして教えてください!
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YAPC::Asia Tokyo 2015 は ななななんと!8/20-8/22にビッグサイトで開催されます! まだまだ本番までは時間はありますが、本エントリではどどーーーーーんとその辺りを先取りして 皆様に紹介したいと思います! 

もしこれを見て「スポンサーに興味あるんだけど、この会場だったら○○とかできる?」というような興味が湧いた方は是非こちらのフォームからお問い合わせください続きを読む
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来る10/29にJPAの企画で「JPA Thanks CONBU〜YAPCを支えた技術を知ろう+感謝しよう!〜」を開催します!基本あまり大々的にやらず、どちらかというと交流会のような形で開催したいという希望があったのですでに満席ですが(もしキャンセルがある場合は早めにキャンセルしてくださいね!)、本イベントについて紹介をさせていただきたいと思います。


基本的には CONBUの皆様が具体的にどのような事を考えながらYAPCのネットワークを構築してくれたのか、どういう苦労があったのか、そしてこれからの活動予定?などを僕が聞きたかったので企画をしました! CONBUの皆さんはなんかしれっとうまーくやってくれちゃって、トラブルもほとんど聞かないし、要は具体的な活動内容をYAPC関連者でさえあまり知らないのです。それはそれでインフラストラクチャーを提供するという仕事をするという点においては全く持って正解なのですが、直接そういうレイヤーの仕事をしてなくても技術屋の端くれとして知りたいじゃないですか!

というわけで本企画が生まれました。基本はビールとおつまみを楽しみながらCONBUの皆様と交流するためのイベントです。会場はmixi社のご好意に甘えさせていただきました。ビールやピザなどを楽しみながら20分トーク x 4という感じでCONBUの方達からの発表があり(イベントページを参照)、その後はわいわいと交流するだけの予定です。参加される皆様はぜひCONBUの人たちを捕まえて色々と話してみてください。

なお時々チケットがキャンセルになりますので、その際は@jpa_perlアカウントでお知らせしています。運が良ければ滑り込めるかもしれません!

それでは当日皆様のご来場をお待ちしております!
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docker、触ってたけどちゃんとデプロイとかしたことなかったのでこのひと月しこしこ作業しては失敗し直しては失敗しを繰り返してて、この週末やっとデプロイした。yapcasia.orgのことなんですけどね。

以下ベストプラクティスかどうかは知らないけど、とりあえず俺が通った道筋:続きを読む
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今年のYAPC::Asia Tokyo 2014は海外ゲストの方々と色々話す機会があったのでかなりの時間彼らと話していた。

特にスピーカーの方々とは「日本人に受けるためにはどういうアプローチがいいんだ」という相談をYAPC期間中に(今更!)聞かれて
  • 日本人は証拠として数値の提示を求める傾向があるから、数値をもっと盛り込め」とか
  • おまえらの会社日本だと全然知られてないんだからまずそこから変えろ」とか
等々の助言をして大分彼らのトークの内容を微調整する業務があった。特にDBICのトークは(見てないけど)YAPC::EUでやったものと全く内容が違う、という報告をスピーカー本人にもらった。ははは、通訳の人たちに迷惑かけたかなーw

ともあれ、その流れで海外のYAPCの話。今回話した人たち全員から
  • なんでYAPC::Asiaはこんなに人が集まるんだ?
  • どうしたら俺たちのYAPC(EUにしろNAにしろ)をここまで大盛況にできると思う?
という相談をされて、ずーーーーっとコンサルばりの演説をぶちかましてました。

英語のブログでこの辺りをもっと書いてくれと言われてるんだけど、とりあえず部外者の俺が偉そうな顔で他のイベントの事に関して偉そうな事を書くと一瞬で炎上しそうなので、まず自分の考えをまとめるためにも自分のこの日本語ブログで書き出してみたい。

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自分が運営していないYAPC

この8年間自分は常にYAPC::Asiaの運営側にいた。でも今年は違う。初めての経験。

これまでは会場内を走り回り、常に壇上側から来場者達を見て過ごしてきた。去年で引退を宣言して今年はノータッチ…とはさすがにいかずお金等の絡みで一応補助的にスタッフ側にいたけど、これまでの準備期間は時々口を挟む以外は何もせず支度は新運営スタッフに任せたし、当日も一応スタッフTシャツを着てスタッフ側で立ち回った物の基本的にはふらふらとしてるだけで海外ゲストとの調整をする以外は仕事らしい仕事はせず、どちらかというと観客側に近い立場でYAPC::Asia Tokyo 2014を見た。

参加者はいいな

そうしたことによって一つわかったことがある。少なくともLTは観客側のほうが全然楽しいwww 同じスライドを見てるはずなのになー。やっぱり運営者の時のLTの最中はタイムキープとかそういうのを気にしちゃってたから ちゃんとスライドを見えてなかったのかな。

それ以外のトークもただただ純粋に聞いている余裕があるのはひたすら素晴らしかった。

なお、自分が話したトークはこちら。
YAPCの運営

 新運営スタッフはここまでの数ヶ月かなりの努力をつみあげてきたからこそ完璧に近い形で無事開催ができたのだけど、同時にこれまでのノウハウとJPAのリソースを使うことによってだんだん属人性が取り払われつつあるのかな、とは思った。

継承されるノウハウや十分な資金源がなかった5年前のYAPC::Asia Tokyo 2009に同じだけの人数が来たら絶対に破綻してたと思うけど、今年の新運営スタッフは1発目からキレイにできたのは本人達の努力の上にそういう側面があると思う。そういう意味でもっと違う場所で似たようなイベントをやりたい人達はJPAとうまく連携することによってはた目よりはるかに簡単にYAPC::Asia を開催できると思うので、我こそはと思う人は是非連絡してほしいと思う

あと去年までは俺も含めた全ての主催者は トップダウン方式で物事を進めてきたと思う。頂点がいて、あとのスタッフはそれに追随する、という方式。去年からコアスタッフという形式に移行して、その進化形態として今年はかなり主催者の権限を委譲してよりコアスタッフが自分の裁量で動ける形にしたことによって組織としての柔軟性は増していたように思う。

というわけでこれから先将来のYAPCも(万が一、主催する人が変わったとしても)ノウハウやバックアップの体制が以前よりはるかによくなっているので、ちゃんと旗を振る人さえいえればかなり成功の確率が高いものになるだろうと思う。
 
諸事情により最後までいられなかったんだけど、YAPC::Asia Tokyo 2014、楽しかった 。
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タイトルの通りです!YAPC::Asia Tokyo 2014オープンソースの開発現場 - Perl 5.20 のSubroutine Signaturesが来るまでの奮闘の軌跡というタイトルで僕が横目で見てきたPerl 5.20で入ったSubroutine Signaturesの開発の流れを紹介します。。

言語の一機能なんてユーザーの我々に取っては「あー、これ追加したのね」みたいな感じですが、機能の追加の際にはいろいろな苦労、駆け引き、政治が絡んでくるものです。今回は比較的難産であった Subroutine Signatures の機能が追加される流れを追ってOSS開発の現場で立ち向かわなければいけないかもしれない様々な問題やその解決方法を考察してみたいと思います。

今回唯一の"Perl 5.20"トークだと思いますので、朝早いですが、是非おいでください!

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このブログを普段から読んでいただいている方達は当然既知の事かと思いますが、来週YAPC::Asia Tokyo 2014というイベントが開催されます

YAPC::Asia Tokyoは確か2006年が初開催で、その時は現在はRebuild.fmで有名な宮川さんが旗を振って開催されました。自分は最初の年からスタッフとして参加していてその後毎年同じように参加していました。

それまでも裏方をなんとなく覗き見していて運営大変だなーとは思っていたのですが、2008年の小山さんのLTの内容を見て「法人が必要だろこれ!」と決心したところからJapan Perl Association (JPA)という団体の創設とその団体によるYAPCの運営の引き継ぎをしました。本当は2009年はJPAは裏方で助けるつもりだったのにいつのまにか主催になってたけどな!

 2009年は色々あり開催こそできたものの、かなりメチャクチャでした。その後櫛井さんを首謀者の一人として迎え2010年2011年2012年2013年とやってきて、僕個人としては2006年から足掛け8年関わってきたイベントでしたが去年を持って「俺はここで終了!」と引退宣言をしました。

これで終わりかなーとも頭のどこかで考えていたのですが、ありがたい事に今年は和田裕介氏に舵取りをバトンタッチする事ができました。というわけでYAPC::Asia Tokyo 2014は僕が関わらない初めてのYAPC::Asia Tokyoです(まぁ実は今年も完全に手が切れているわけではないのですが、それでも9割方僕は見守ってるだけです)。

なんというか、感無量ですね。2年くらい前にYAPC::Asiaはなんらかのクリティカル・マスを超えた感じがしてたけど、来ていただく皆様も、トークをしてもらう皆様も、スポンサーの皆様も、「YAPCというイベントだから!」という人が一定数できてるということなのかなー。

ともあれ、今年のYAPC::Asia Tokyoも盛況のうちに無事終わる事を願ってる。楽しみ楽しみ。

あとみんな、YAPCに行ったら是非感想をブログに書いてあげてね!運営スタッフにはそれが最高のご褒美です。
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先日以下のようなツイートをしたらもう少し書きたくなったので書いてみる。


YAPC::Asia のようなイベントは基本世の中のいろんな人のために存在しているもので「公益性」が高い。こういうものの運営は一般的な営利目的のイベントと違い、かなりの部分がコミュニティの善意の上になりたっています。

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究極的な目的がお金儲けではないので当然こういうイベントでは資金はそこまで潤沢ではありません。活動内容自体もあまりお金儲けに走ると本来喜んでもらうべき相手であるコミュニティの反感を買いますし、一部からは「お金をかけない手作り感がいい」と言われる方もいます。

まぁ言いたいことは わかります。崇高な目的を商業主義に汚されたくないというのは確かに感情としては理解できます。

しかし 自分はこれまでスタッフとして参加したり、主催者として色々やってきたりしてその辺りの「汚い」部分をちゃんと考えられないイベントが持続的に活動を続けていく事は難しいと考えます。 参加者と運営の両方が幸せにイベントをやり終えるためにはそれがたとえコミュニティ活動であってもちゃんとひとつのビジネスとして考える必要があると思います。

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初めて関わったYAPC::Asia Tokyoは2006年で、具体的な数は知らないですが多分150人くらいの参加者だったらしい。そこから数えて8年目。YAPC::Asia Tokyo 2013はチケット売上げ + 招待枠 + スピーカー + スタッフで 1,131名を記録した。自分の観測漏れがなければぶっちぎりで世界最大のYAPCである。

このエントリーではクロージングで話した内容とともに、今年のYAPCが開催されるまでの流れをざざーっと書いていこうと思う。来年以降にイベントを開催したい人達に向けてなにかしらのヒントになると嬉しい。 

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YAPC::Asia Tokyo 2013が終わった。何個かエントリを書こうと思うが、とりあえずまずこの話から。

YAPC::Asia Tokyo 2009から主催者の立場にいるのだが、2009年に自分があちこちのスポンサーまわりをしたときにまず一番辛かったのが「YAPCってどんなイベントなの?」って言われた時に言葉でしか説明できなかったこと。「Perlの技術者が集まって話すイベント」ですって言っちゃったらそれでおしまいだよね。本当は熱気が溢れるイベントなのにそれだけだとただの演説みたいに聞こえる。そんなんでスポンサーに金を出してもらえる訳がない。

そこで後任者が誰であれ(結果、今年までずってやってきてしまったわけだけど)知らない人に伝えるのにマルチメディア素材を用意しておこう!それ用の予算も組もう!という明確な意思を持って知り合いにフォトグラファーを紹介してもらって、今年まで毎年写真を撮り続けていただいた。

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それが八木竜馬氏である。

(下記写真はYAPC::Asia Tokyo 2013前夜祭より
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YAPCに来たことがある人ならSartakを見かけたことがあると思うのだけど、彼はボストン在住のばりばりのハッカーだ。そしてはっと気がついたらいつのまにか日本語バリバリになっていてびっくりさせてくれるハッカーだ。ここ数回必ずYAPC::Asiaに来てくれてるし、トークもしてくれてる

で、そんなSartakにYAPC::NAで会った時に彼は今年はヨーロッパに仕事で行くついでにバケーションも取るから日本にはちょっといけなさそうだねーと言ってたんだけど・・・
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YAPC::Asia Tokyo 2011の運営側の話は大分参加者側とは違うとは思いますが、一応記録として書いておきますね。あと以下様々な情報は私lestrratからみた一方的な話なのでひょっとしたら間違ってるかもしれませんが、その場合は随時ご指摘をお願い致します。


今年のYAPCの準備

ぶっちゃけ運営側、そして少なくとも僕の視点からは941さんとのタッグがあまりにもキレイに連携できてて、YAPCの準備は恐ろしいくらい負担の少ない感じでした。

最初から去年より責任機能を大幅に委譲しようというコンセンサスも取れてたし(例:懇親会手配、Tシャツ準備、プロジェクター等の備品準備等はDeNA/mixi社からの方達と分担しました)、去年は大幅な黒字を実現させたため多少の冒険をする余裕があったので去年の反省を反映させる色んな手段も打てました。

941さんはフォワードのほうにいて、色んなスポンサーとの話をまとめたり、企画をしてもらいました。僕はそれらを後ろで聞いてソロバンをはじき、そこからどれだけの支出が可能か、損をするならどこで、利益を得るならどこなのかを考え、企画の調整を手伝いつつ、海外ゲストとの調整、システムの開発なんかをしました。まぁどちらかというとアンカー的なポジションでしょうかね。

で、まぁ僕が気づかない部分を彼は察知して「これやらないといけなくね?」とか言ってくれるし、僕は逆に運用をどうしたいかを聞いてシステムを作ったりとかして彼が多分考えたくもない部分をごりごりやっておりました。僕的にはこれが非常に安心できる縦のラインとして機能してて、あとはパンフ・Tシャツ・シール等をハンドルしてくれたデザイナーさんや、前述の懇親会やら備品の調達やらに強いチームメイトの方々にせっせとパスを送るという形がうまく機能したなーと思っています。

今年のYAPC当日

さて、当日。これもまた前述の941さんのうまいボランティア募集の手口で、総勢40名オーバーのボランティアスタッフの方々が入ってくれたので正直肉体的な披露はこの6年の中で最も少ないかもしれません。

チームの体制を941さんがアドリブで決め、これまたうまくパスが回るようにしてくれたおかげで僕はずーっとお金の出し入れと若干イレギュラーなイベント(技評さんのインタビューや、スイーツエリアでの発表、LTの管理等)に集中していることができました。特に搬入・撤収に関しては佐川の引き取りが延々2時間ほど来ないという点以外は記録的に早く、正確に終わりましたね。これは一部スタッフが勝手が分かっている人だったというのと、やっぱりこういうのがうまい人っているんだなぁ、と僕が心の底で感動していたmrmtさんやs_tanakaさんが色々と前もって根回ししてくれてたおかげでしょうね。あ、もちろんノベルティの整理はzigorouさんのおかげです。

受付は実はmilanoさんが王子として君臨されていたのですが、彼もまた勝手が分かっているので特に細かい指示は必要なく、安心していられました。そして前のエントリにも書きましたが、女性スタッフ!気配りが細かい!特に僕はその時コメントしませんでしたが、誰が言い出したのかノベルティの置き方や用意の仕方を先に色々と考えて相談したりして、プロセスをスムーズにできるようにしてましたね。なので僕は受け付け業務に関しては安心してその横でお金をカウントしたりできてたわけです。

ちんちんのついている人達男性ボランティアの方達は今回華やかだった女性陣と比べると目立つ・目立たないでという点では若干割を食ってしまうのですが、裏方仕事では彼らが一番重要で、彼らのおかげで我々老人一歩手前の30代中盤は大分楽をさせていただきました。

搬入・撤収は前述の準備をしていても、実際に荷物を動かす人手がなければみんなで何往復もしなければならず、相当辛いのです。屈強な男どもがのっしのっしとプロジェクター、スクリーン、ノベルティ、机、椅子、ゴミ、その他を運んでくれました。

あとは各ホールでは録画、進行などを皆さんに担当してもらいました。が、僕はもう「問題があれば報告があるだろう」くらいのつもりでいたので大分余裕こいてました。みんなありがとう!おいちゃん嬉しいよ!

というわけで僕個人としては疲れたけど、やばいと思うほどは疲れなかった、という感じかな。しかし喉は痛い。とほほ。


来年について

クロージングで来年の事は分からないよ、って言いました。「来年はできるかどうかわからないですねぇ」って一緒に話してたはずなのに、打ち上げ前に「最後に感動に水をさすような事を言うなんて!」って後から941さんに言われてハシゴをはずされた感満載の僕です。今後もにこやかに付き合うことはできますが、許さない>941。

まぁぶっちゃけやれるかやれないかだったらきっとやれるんだろうけど、僕は来年も同じ体制でやることに関しては非常に不安を抱いています。

YAPCの最後に「偶然」の話をしたけど、これ「そういうこともあるよね」レベルの話じゃなくて、本当にタイミングがただただあった、っていう事だと思うんですよね。30歳前半の僕は自分の会社をやっていたりして時間があり、なおかつ独身でした。やる気も当然あったし。

でも僕は去年会社をたたんで勤め人に戻りました。結婚をしました。いつか子供も欲しいです。そんな風に人間のおかれている状況というのは変わっていきます(さらに言えば、皆さんご存じの通り自分は英語も喋れるので、日本以外の国でまた暮らす可能性だってゼロではありません)。僕自身がやりたいとかやりたくないではなく、「やれない」かもしれないのは当たり前の事ですよね。

で、それは当然941さんだって条件は同じわけで。

YAPC::Asia というものが万難を排してまで続けていくべきかどうかはわかりませんが、しかし今後というものは常に「今」イベントを運営している人ではなくて、次の世代の人達が考えなければこういう公的なイベントは続いていく事は難しいのではないかなぁ。

僕ら現スタッフはまだ僕らがいざというときにフルパワーをコミットできる状態の時にすでに一歩後ろに下がって、次の世代に諸々をバトンタッチしていかなければ新陳代謝は図れないのではないかなと思います。そしてこれは禅譲できる類のものではなくて、次の世代が「俺がやるよ!」って言わないと多分ずるずるとこのままになっていく類のものなんではないかなぁと僕は思っています。

僕は2008年のYAPCの後「これ、(最後に帳尻が合うにせよ)個人の財布でまかなって、手弁当だけでやってるのに任せてたらいつかこのイベントつぶれちゃうよ」と思いました。そしてそれを避けるため(それのためだけではないけど)に私費を投じてJPAという法人を作り、Perlに関する何かを行う時に必要な「お金の流れを作る」という目標を持ってYAPCも財政的に健全になるように考えて上記のような活動をしてきてました。

YAPCのイベントとしての成功は941さんをはじめとする方々の力が大きいんだけど、お金の回り方やイベントが存続できるためのの施策としては

  1. とにかくPerlを使っている会社を巻き込む事(だけど、新製品展示会みたいなつまらないイベントにはしない)
  2. 次のイベントの宣材のため、記録のためにプロのカメラマンを雇うこと
  3. マーケティングのために徹底的にブログを書くことを進める事
というような事をやってきました。まだまだ問題も山積みだけれども、一定の効果は出始めてると思います。それはYAPCが莫大ではないにしろ、次回の開催について夢を見られるくらいの利益をあげられるイベントになってきた事で実感してる。

とりあえず開催にこぎ着けるまでの下地は大分作ったよ。「いや!YAPCはもっと進化できる!俺にやらせろ!」って言いながら僕らの手からYAPCをもぎとっていってくれよ。

クロージング

今回僕の檀上での出番はこれだけ!
まとめ

まぁそんな感じで史上最大のYAPCでした。参加者672人という数はカンファレンスとしてはそれほどではないかもしれませんが、実は海外のYAPCでも多分400人以上の規模はないと思います。その中でもYAPC::Asia はさらに大きくなれました。これも一重に興味を持って頂いた皆さんのおかげです。ありがとうございました。

今後どうなるにせよ、みんなの心に響くカンファレンスの場を提供できることには単純に損得では表すことのできない達成感がありますね。来週になったらフィードバックアンケートとかするかもです。

来てくれた皆さん、喋ってくれたみなさん、手伝ってくれたみなさん、ありがとうございました。

僕のYAPCはあと何個か請求書を処理して、941さんに寿司を食べさせたら終わります。



おまけ

僕の日記で「Yappoはああいうけど・・・」って書いたらポイントを稼ぐために朝から「女性限定で」って言ってお菓子のお土産をもってきた某Yapp○氏


誰も食べる時間がなかったので最後に野郎どもも一緒にガツガツ食べました。ごちそうさまです
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運営者として3回目のYAPC::Asia Tokyo 2011。おっさんになってきたと感じる。

前夜祭の時点からすでに腰痛。1日目に大岡山に向かう時大井町線のラッシュに巻き込まれ、途中でタクシーで移動しなかった自分を呪ったり。昼間忙しく仕事してたら腰痛は大分よくなったけど、毎年恒例の講堂の階段を何本もダッシュであがったりおりたりを繰り返していたら腰、ケツ、足がパンパン。

家に帰ってきて嫁にグリグリとマッサージしてもらったら少し緩和された感じ・・・





なんて、おっさんは肉体のクォリティがどんどん落ちてるからこういうことを言う物の、今年のYAPCはとにかくボランティアスタッフの数が多くて多分スタッフとして参加していた2006, 2007, 2008、運営者としての2009,2010,2011の中で肉体的には実は一番楽。

女性が多いのも嬉しい。華やかなのはそれもそうなんだけど、自分も含めて野郎という物は基本的にガサツなので、最初にお客さんと向かい合う受付のあたり(ノベルティの準備も含め)に女性がいると細やかな気配りを感じて、個人的にはすごく印象がよかった。Yappoはああいうけど、今年は笑顔が大変よろしい笑顔美人さんばかりでおっさんは実は多少ドキドキしながらスタッフの方達とお仕事をしております。

そういえば去年も売ってたPerl Tシャツは例の商標の件とか、ああいう活動のサポートを目的としているお金なので、まぁ軽くおたすけ、という感じでお金を落としてくれると嬉しい。去年売った分で原価分がやっと確保できたので、今年の分で利益になる感じです。よろしくお願い致します。

で、なぜか午前3時に起きちゃったのでこのエントリ書いてる。あともう一日!

みんな、ブログも書いてねー。タグはyapcasiaで!
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これは自分がYAPCの運営に関わっている人でなかったとしても言える:「カンファレンスで喋る(喋った経験のある)エンジニアはその後チャンスが広がる」。あとさらに言うと、カンファレンスで喋れないとか言ってる人はひとつ大事な事を見逃している。今喋っているあの人達だっていつかは初心者だったんだ。最初に必要なのはまず応募してみる勇気だ。みんなスタートラインは一緒!

YAPC::Asia Tokyo 2006だか2007で俺は初めて人前で喋った。300人入る講堂の中で喋った。何をどう喋ったか覚えてないけど、俺は目立ちたかった。俺は俺という人間がPerlを使える人であることをアピールしたかった。俺はその後のキャリアで仕事に困りたくないから実績が欲しかった。あのときの話が誰かの役に立ったかどうかは知らんが、役に立っていたら嬉しい。でも俺は俺の足跡を残したかったから喋った。

カンファレンスで喋る理由なんてそれでいい。別にそれでお金を儲けられるわけでもない。でもその後の人生が変わるよ!

恥ずかしがってないで、自分にいいわけをたててないで、「認められたい」と思ったら声をあげろ!吠えろ!わめき続けろ! 必要なのは思い切りと、あとは技術者としての話の内容に対する真摯さだけだ。YAPC::Asiaは あなたにロックスター性は求めない。求めるのは技術者の心を揺さぶる話だ。


真面目な研究結果ももちろんいいし、ビッグなプロジェクトの話もいいけど、自分だけの尖ったツールや工夫、経験談、「俺のドや顔を見に来い!」っていうヤツでもいい!

おまいらの話を聞かせてくれ!待ってるぜッ!



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YAPCスピーカー絶賛募集中です

今まで参加されてこなかった方達、是非応募してみてください。最先端技術に関して喋る必要はありません。

最先端技術等は比較的「○○の紹介」という感じのトークになることが多いですが、それ以外のトークを発表する際に大事なのはあるテーマを「どうやって」成し遂げたのかを発表する事です。「ほら、みてかっこいいでしょう」ではなく「こういう仕様要求があって、これを達成するための問題はこれで、こうやって解決した」というような内容であれば必ず誰かのためになります。そしてそのテーマは特に難しいものである必要はないのです。「ログ解析」のようにありふれているものでも「ファイルの整理の仕方」とか一件技術っぽくないものでも、知らない人から見たら有用なものって必ずあるはずです。

気張る必要はありません。トーク内容にアドバイスが必要でしたら運営側にもご相談ください。一人でも多く、今までYAPCで登壇されたことの内方に発表していただければと思います。

もちろん、今まで参加してきた方も是非どうぞ!今年はベストスピーカーになるとちょっとした商品がもらえるそうですよ

皆様の参加をお待ちしております。
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