D-7 <altijd in beweging>

Day to day life of a Perl/Go/C/C++/whatever hacker. May include anything from tech, food, and family.

カテゴリ:感想

項羽と劉邦、最初に読んだのは中学生の頃。実家が引っ越した際に当時すんでいた国の日本語図書館に勝手に寄贈されるということもあったが大人になって再購入して、結局あれから何回も何回も読み返した。

項羽と劉邦はそんなかれこれ二十年前に読んでいたが三国志を読んだのは五年?くらい前に吉川英治版を読んだのが最初でそのあと陳舜臣版蒼天航路を読んだりした。結果から言うと、今回二年ぶりくらいに項羽と劉邦を読んだ際この三国志の地理的な知識がついてたおかげでようやくこの話の登場人物達の出身地や移動距離に納得しながら読めた。

小説の内容に話を戻すとこの話は数ある司馬遼太郎本の中でもあまり司馬遼太郎節が強くない本だと思う。時代が古すぎて話を膨らますほどの余裕が無かったのか連載してた誌面の理由なのか知らないけど、割とドライな司馬遼太郎本なので司馬遼太郎嫌いもそれなりに読めるんじゃないかな、と。

それでも司馬節っぽいのはこの話はよくある将軍の徳の器をメインに話を進めるのではなくあくまでテーマは「大軍をいかに食わせるかが漢帝国の成立に通じたのだ」としつこく言ってくるところか。人物の魅力についても言及しつつも「戦争は結局は兵站の維持なんだよ」というのはその後の坂の上の雲にも通じる気がする。やっぱりあれかな、彼の世代は太平洋戦争を通じて食べ物の恨み的なものが心の底にあるのかなー。

ともあれ、個人的には司馬遼太郎本としては尻啖らえ孫市国盗り物語に次いでオススメしたい本なのでまだ読んだことがなかったら是非どうぞ。

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ドラマ化狙ってんのかなーって感じの作品。ライト。リーガルハイの国税徴収官バージョンって感じかなー。主人公があんまり応援したくなる感じじゃないんだけど・・・まぁ多分続巻も読むとは思う。
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これまでの巷説百物語が好きだったのならそのまますんなり読める作品。これまでのを読んだことなかったのなら・・・ちょっと登場人物がこの本だけでは完結しないので他の作品を先に読んだほうがいいかな。まぁでも話はいつも通り。予想を裏切られたい人にはおもしろくないけど、京極節を読みたい、というのならいい感じ。僕は京極節好きなので楽しめた。
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ヴァンパイヤ小説、ポルノ小説や高校生の宿題の代筆業で生計をたてているしがない小説家が死刑が確定している凶悪殺人鬼の告白本を書くオファーを本人から受けて・・・という話。帯に「映画化!」という煽りがついているのにまったく気づかず、先日のぐるナイを見て上川隆也主演で映画化されるというのに気づいてびっくりした。

話は序盤は退屈で陳腐。途中、大どんでん返しがあってから物語が急に進み出し、おもしろくなった。途中ちょっとぐろいのでそういうの駄目な人は駄目だけどね。

ただいったいどうやってこれを日本人が映画化するのかわからん。大幅に設定を変えて日本版にしたてあげるのかなぁ。正直むりじゃねぇの?とは思わないでもない。 
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堂場瞬一の高城賢吾シリーズの8冊目と9冊目。しばらく新刊出ないだろうなーとたかをくくってて、ふとこの間本屋で見てたら本が出てて「ついに娘の綾野をみつけた・・・」みたいな煽り文句があって、そんなの読んだことない!と思ってよくみたら知らない間に2冊も刊行されてた。

内容はまぁ、期待以上でも以下でもなかった。ぐちぐち言う男が主人公なのでそれがようやくふっきれて話が最終章に進んだのは若干すっきりした。次巻で終わりとのこと。ちなみに読んでる時、登場人物の明神は勝手に真木よう子に変換して読んでいる。 
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うーん、この本は「未完」。回収してない伏線がたくさんあるし、なにより作者が「これ以上書くと本の値段があがるからと言われて書けなかった」的な事をあとがきに書いている。現代と江戸時代をいったりきたりするのはなかなか興味ぶかかったけど、伏線が回収できてないので深みが全然でてこない・・・続きがあるなら読みたいけど、単体としては微妙。
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珍しくスパイものなんて読んでみた。主人公はさえないロシア史研究家で大学講師の男性。あるとくダネを追っていた知り合いが亡くなった時に諸事情によりそのあとを継ぎ同じネタを追う事にすると、突然イギリスやロシアの諜報部に目をつけられて・・・というスパイ小説的には多分割と王道なもの。

すごく目新しいところは特にないきはするけど、なかなか巧みな物語の組み立てで、映画とかドラマになってもおかしくないなーと思った。素直におもしろかった。 

ちなみに先週から息子を託児所に連れて行きはじめたので本を読む時間がなかなかとれなくて若干イライラしております。 
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大変説明が難しい作品。基本設定は現実世界ではありえない設定なのでサイエンス・フィクションと言っていいのだが、起こっている事件はかなりオーソドックスなクライム・サスペンス。どこがSFかというと重なり合うように存在する二つの都市ベジェルとウル・コーマというものが存在する。二つの年は物理的に非常に近い場所にあるのだが、お互いの市民は相手方の人や建物の存在を「見て」はいけないし、存在を認識してもいけない。ベルリンの壁のような物があるわけでもないのに、この都市の住民達はそれを教育によって「見て」も「見ていない」ようにする。もし正規の手続きを経ずに都市間を越境しようとしたり相手の都市に関わったりするとそれは「ブリーチ行為(breach)」と見なされ、全ての権力を超越したブリーチという集団によって片付けられてしまう。そんな中で起こる殺人事件・・・という長い説明を必要とする設定。

最初は設定を飲み込むのに若干時間がかかるけど話の運びはうまいし、描写も巧み。ラストはちょっと駆け足感があったけど、納得できるものだった。結構おすすめ!
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いつもビッグコミックオリジナルで吉田戦車の「まんが親」 は読んでるんだけど、なんか伊藤理佐のこの漫画のほうがおもしろい気がするなぁ。内容云々よりか子供の描き方というか、タッチな気もするんだけど、特に無表情な時の赤ちゃんの顔は圧倒的に伊藤理佐バージョンのほうがかわいい。

あと、さすがにあんこ缶にアイスクリーム入れて食べるのとか、羊羹を食パンに挟んで食べるのは大人としてアウトな 気がします!(←詳細は読んであげて!)
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日本に住むポルトガル人のマルタが日本でポルトガル料理を作ってみたり、はたまカップ麺を食べてみたりする。ポルトガルとは縁があるので気になっていたのだが、いざ読んでみるとイマイチポルトガル人である必然性が見当たらない・・・。もうすこしポルトガル料理を作ってみたらどうなんだ!特に風邪を引いた話の回とかではcaldo verdeくらい作っていただきたかった・・・
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サイン会は2/3。その約一月前にポテン生活大ファンの嫁が「あ、渋谷TSUTAYAで10巻を買うと先着100名様にサイン会の整理券もらえるんだって!」と言うので、嫁のためにその発売日朝10時開店と同時にTSUTAYAに突入。整理券番号は確実に殆ど最初だろ、だってこの漫画そんなに大勢ファンがいるとは思えないし・・・とか思っていたらなんと7番。開店と同時に行ったのに、俺の前に7人もこの漫画を買った人がいるわけ?侮っていた。

まぁそんなわけで2/3お昼くらいに行った。サイン会スペースがあまりにも狭すぎるのでサインをもらう嫁しか入れなかった・・・くっ・・・木下さん、みたかったよ・・・。というわけで俺と息子は店内で待機。もちろんこのあたりの待ち時間とかも考慮して息子の授乳タイムやらなにやらもすべて調整済み。

30分くらいしてサインをもらって出てきた嫁が見せてくれたのがこれ。



どのキャラクターがいいですか?って聞かれたらしいので「駄菓子やのばばぁと子供達」と答えたそうな。ナイスチョイス。 俺もこれがよかった。嫁によると木下先生はさわやかな方だったそうな。 いいなー、俺も会いたかったなぁ。
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おおおおお、ひっさしぶりにヒット!この話はよくできてるし、読後感も良い。普段は翻訳ものは嫌いなんだけど、これは翻訳もよかった気がするな。ここのところ割と流し読みが多かったけど、こいつは久しぶりに先が読みたくてうずうずしながら読み続けた。おすすめ。
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誉田さん、やってしまいましたな。「ジウ」を読んだときも「この人女性の書き方がうまくないなー」と思ったけど、今までまぁまだ許せる範囲だったストロベリーナイトシリーズでとうとうやっちまった感。ラストが全く共感できない・・・ラスト・・・かなり納得できない。
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もう見るの4回目くらいなんだけど、かなり好きなほうのTVドラマシリーズ。宮藤官九郎の作る話は脇役の女性キャラが好き。本作では主人公の元カノ、タイガー&ドラゴンではバスガイドの伊東美咲、僕の魔法使いではるみたんと西さん。主人公が割とだらしないタイプが彼の作品には多いが、脇役がいいので好き。
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堂場瞬一のいつものヤツまんまだったけど、悪くなかった。これもシリーズになるのかな。
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大好きだったよ、ポテン生活・・・最終巻発売の今日は渋谷TSUTAYAで作者の木下先生のサイン会に行きたいという嫁のために朝一でTSUTAYAに出かけて整理券7番をゲットしてきましたよ。まぁ今モーニングでやってるのも基本的に同じノリの作品だからいいけど、ポテン生活はいい作品だったと思う。
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小説版「龍が如く」とみた。まぁまぁ。ちょっと現実味がないのがなぁ〜。主人公何しても死ななそうだし、そのかわり出てくるキャラにほとんど死亡フラグたってるし。個人的評価は70点。
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双子の話が半分くらい。話が進んだよーな、進まないよーな・・・早く話を進めてください!先生!
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シリーズ物なのだが、読み始めた時前作から間が空いてたからか一瞬どのシリーズのなんだったのか全然思い出せなかった。今回は役割分担を変える感じの話なので、いつものノリでいかないのが見所でも有り、物足りないところでもある。
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前情報何も無くてとりあえず。作中にあれだけリファレンスが出てくるからタイトルは原題通り「歌う警官」でよかったんじゃないかなー。おもしろかったけど、次回以降につなげる気満々すぎねぇか?と思ったらやっぱりまだしばらく続く作品だった。文体は嫌いじゃない。
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