弊社社員から、ブログにまとめてくれと熱い要望があった(?)ので書いてみる。

このエントリのタイトルは本当は「インド人と話す時のライフハック」なのだが、なんかもっといろんなコンテキストで使えるような気がするので、タイトルは「○○」と変えてみた。

人種差別だとか言われるかもしれないが、アメリカに居たとき俺は正直インド人と話すのが苦手だった。働いていたのはカリフォルニアなので、そりゃ同僚にいっぱいいたわけですが、どうも彼らと仕事をしていて、「あ、この件はこういうことなのね」と納得したと思っていると後で大どんでん返しを食らったりとか、そういうことがよくあった。

ぶっちゃけインド人が特にそうだった、というわけではないのだが、俺個人としては他の人種より若干そういう意思疎通の問題があったわけです。

もちろんしょうがないことなのだが、訛りとかですでに英語が聞き取りづらいし、その上なんか文化背景が違うのか、な〜んかいつも話が食い違う。どうしようか本気で悩んでた時期があった。

そんな俺が色々試行錯誤した末たどり着いたのは、以下の2点の注意:

  1. すぐに共通の理解が得られたと勝手に思わない。もっとひどい言い方をするなら、こっちの意図している事が伝わってるわけがないし、向こうが言ったと俺が思ってる内容もきっと違ってる、という事がまず前提だと思うことにする。
  2. こっちが理解した内容を、向こうがはっきり「その通りだ」と言うまで、何回でも繰り返し確認として話して聞かせる
つまりは、会話が終わったからと言って、ちゃんとお互い認識が一緒なんて絶対思わない事。そして、ちゃんと理解が得られたと確信が持てるまで、何回でも繰り返し繰り返しこっちが理解した内容を復唱する、ということ。

で、自分とどうも話が通じないなぁ、と思う相手はだいたいこの手が使えるな、と最近思うわけです。

別に相手の訛りがひどいとか、そういうわけじゃなくて、人間それぞれ育った環境も意識も違うわけだから、例えば仕事上で次に何をするか決めるときには、「なるほど」で終わらせるんじゃなくて「では、今言われたように○月x日 △時までにAをして、その後翌日同時刻までにBをするのですね?」というように確認し、相手が少しでも自分の認識と違う事を言ったら、またその分だけの修正をしてからもう一度復唱する・・・ってのをいくらでも繰り返す。

これくらいしないと異文化コミュニケーションなんて取れないんではないかな。同じ日本人でも人が違ったらプチ異文化だから、気が済むまで確認するといいと思う。



まぁ、なかなか毎回はできないから、結構「やっちまった」な時も多いんだけどね。自分ももっと気をつけよう。