http://twitter.com/miyagawa/statuses/74509652


http://tinyurl.com/yw3z7v



リンク先の情報を見る限り俺も全然問題があるとは思わないけれども、このアレルギー反応の出かたにはそういったethnic jokeに対するアメリカの歴史がすでにあって、それから来てるんだろうな、と思う。元々アメリカ人はethnic jokeに関しては相当うるさいしな。


Abercrombie & FitchのTwo Wongs Can Make It Whiteはまだ記憶に新しい。一応説明しておくと、これは架空の中国人のクリーニング屋のプリントがしてあるのだが、典型的な中国人の英語の発音に癖があり、それをネタにしてる。"Two Wrongs Can't Make It Right" (すでに何か間違い/問題があって、それに対する解決策がよくないような場合に「二つの間違いを重ねても問題は直らない」)という言い回しがあり、これが中国人アクセントだとWrong→Wong (ウォンさん)、Right→Whiteで「ウォンさん二人なら(あなたの服を)白くできます」というPR文句として使われているわけだ。これを発売しはじめた直後、東海岸、西海岸の都市部で在米アジア人を中心に「発売中止にしろ」「謝罪しろ」と世論が炎上した。


Abercrombieのヤツは正直割とセンスのいいだじゃれだと思うんだけど、ポイントは「典型的な中国人の発音が悪い」という立場の元に作られたデザインである、ということだ。アメリカでは「典型」を「全体」に当てはめる事を極端に嫌う傾向がある。例えば日本では逆に典型からジョークに発展させるのは(もちろんやりかたによるけど)ちょっと小粋に見られたりするわけなのでこの温度差が現れてるんだろうな。


ちなみに上記リンクサイトの人は正直支離滅裂だと思う。


これについてはまぁ他にも色々あるんだが、とりあえずちょこっと感想。